Lagimusim

「もっと楽しい今にしよう」をコンセプトに、2010年に活動をスタートした「Lagimusim(ラギムシム)」。ブランドを手がけるラリー高取さん、木村 菜乃香さん夫婦は、4年ほど前に東京から田舎に移住して活動をしています。Lagimusimが展開する、見ているだけで元気になるカラフルな配色のエコバッグは、生地選びや縫製などすべてmade in Japanにこだわって製作されています。日本にある素晴らしい素材と技術でつくり出されるLagimusimのアイテムは、アジアを中心に海外へと販路をひろげています。

Lagimusimの誕生秘話やエコバッグに込められた想いに迫っていきます。

コンセプトは『もっと楽しい今にしよう! 』

Lagimusim(ラギムシム)はインドネシア語で「今が旬」 という意味。「もっと楽しい今にしよう!」 をコンセプトに、2010年に誕生したブランドです。ブランドロゴのタヌキのしっぼは、楽しげなイメージのタヌキから “遊び心を忘れない” という気持ちを込めています。

使い勝手がよい、丈夫なバッグ

Lagimusim人気のカラフルなバッグ「paani bag(パー二バッグ)」は、All made in Japan。東北地方で生産され、山梨県の工場で丁寧に裁断・縫製されています。ナイロン100%の素材は薄く、ふんわりと軽いですが、1.5リットルのペットボトルが3本入るほど丈夫なバッグ。小さく折りたためるから持ち運びにも便利です。

そして、Lagimusimでは生地を少しでも無駄にしないようなパターンで製作しています。「paani bag」は持ち手となる部分の余り布を活用して巾着や、巾着の紐もつくっています 。ひとつのアイテム製作では無駄になってしまった部分をまた新しい製品に変え、素敵なクリエイティブに変化させています。

組み合わせは190通り

カラフルな色でHAPPYを届けるpaani bagの生地は、リバーシブル仕様になっています。全19色のうち2色を重ねてつくられています。2色の組み合わせは、なんと190通り。

<Lagimusim×Akki Interview>


パーソナルスタイリストAkki(写真左)がオンラインで木村菜乃香さん(写真右)にお話を伺いました。

きっかけは、パンツ!

元ダンサーのラリー高取さんとデザイナーの木村菜乃香さん夫婦が2010年に立ち上げた『Lagimusim』は、2020年で10周年を迎えました。

ブランド誕生のきっかけは、夫のラリー高取さんがまだダンサーとして活動していた頃に、踊るために着用する “大切なところを隠すためのパンツ”!パンツの市場調査から始まり、アーティスト関係の友人取材をしてWebマガジンを運営するなど、少しずつものづくりの関する活動が動き出していきました。ところが、本当に提供したいものは何かと試行錯誤する中、なんと貯金が底をつくという事態に陥ってしまいました。

そこで、ラリーさんがつぶやいた「石でも売れないかな……。」という一言に、妻の菜乃香さんは「葉っぱなら綺麗だし売れるかも……?(笑)」と困難な状況をも楽しむことに。

拾った葉から商品が展開されていく

最初は、近所の公園で拾った綺麗な葉っぱを樹脂コーティングしてネックレスをつくり、顔を描いてピンバッチのアクセサリーをつくり出しました。このピンバッジは、恵比寿にあるお店で取り扱ってもらえることとなり、さらに展示会でピアスやネックレス、そしてこの取り組みがバイヤーの目に留まり、樹脂コーティングのシリーズとして「折り紙」 で制作した『Orizuruのピアス』などを六本木にある東京ミッドタウンで販売してもらえるようになっていきました。

そこから、空港や雑誌で取り上げられ、人気がジワジワと出始めて大ブレイク。その頃から、「paani bag」も一緒に展示会に出品し始めていました。

売れる秘訣は”商品の見せ方”

paani bagを展開し始めてから数年が経過し、「可愛いと言われることはあってもなかなか売れないのは、なぜだろう……」と悩む日々。売り手側の想いが、買い手側に届かない。”いい商品なのに売れない”というジレンマに陥ったことでLagimusimは、改めて商品の見せ方を振り返りました。

商品に対してポジティブな声は聞かれても、買わない理由はどこにあるのか。そんなことに気づき、商品の見せ方を変えたことで「paani bag」は次第に売れるようになっていきました。

それまでは「軽くて、薄くて、丈夫!」というキーワードで伝えるだけにとどまっていましたが、ある日の展示会で、たくさんの野菜や2リットルのペットボトルを入れて、吊るしで展示するようにしました。それにより、Lagimusimのブースにお客様の足を止めることに成功したのです。「こんなに丈夫なんだ」と、可愛いというキャッチから、バッグの不安要素、使用感がわかると、バッグを持った自分を想像することができるようになります。そこが、ウォンツからニーズに変化するポイントでした。購入した先のお客様の生活スタイルがイメージできるような商品の見せ方がポイントでした。キーワード、キャッチコピー、パッケージ、見せ方、全てを一つひとつ改良を重ねた結果、「paani bag」は今ではLagimusimの1番人気の商品になりました。

山奥に暮らして4年目、唯一大変なこと

東京生まれ東京育ちの菜乃香さんは、今は、庭に猿が出るような山奥に住んでいます。かねてから「自然と共に暮らしたい」という田舎への憧れがあり、ラリー高取さんとの結婚を機に、2016年から関東近郊で田舎暮らしをしています。東京から田舎への移住での不便をお伺いすると「スーパーコンビニは近くにありません。ただAmazonなどの流通もあり、普通に生活するうえで不便なことはすごく少ない」と菜乃香さんはいいます。唯一、出産後は病院や歯医者などが遠く、通院が大変だったようですが、お子様がのびのびと成長しているのをみると、やはり田舎は『子育て環境には適している』と菜乃香さんは感じています。「東京だとどこに行っても混雑していて、人があまりいないところを選ぶと、近くても車で1時間はかかります。家の近所でのびのびと遊べるのは、田舎ならではですね」と菜乃香さん。

移住したことで、製作側とのコミュニケーションが密にとれるようになり、またプライベートでも豊かな生活を過ごすことができる環境にいること、東京にいた時とは違い、必要な情報だけをキャッチすることができる環境は、Lagimusimの新しいクリエイティブな発想に繋がっているのかもしれません。

Lagimusimは、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。色を楽しんで欲しいという思いと「誰がどんな思いで販売しているのか」という思いをお客さまに体験していただきたいと、Instagramで新しい試みを始めました。

2色を組み合わせたバッグを作成し、Instagram上で、お客様に1点、色の組み合わせを選んでもらい、それを選んだ理由の作文を募集しています。

『屋久島の海の色に似ている』など、なんでも良いということ。その中で、当選した方のバッグを製作し、ストーリーと一緒に商品が発売されます。

たくさんの配色の中から、誰かのストーリーが伝わることで、使う側もわかりやすくなります。

商品以外にもHAPPYを届ける!Youtuber菜乃香としても活動中。

「ものを売るということだけで、この先、何年も生きていくのは難しいのではないかと思っています」と話す菜乃香さんは、商品に関するあらゆる情報を丁寧に伝えていきたいと考えています。「つくり手がどのような思いを抱いて、どのような思いで販売しているのか。そういったことを私が伝えようと『ブランディング研究所』というタイトルでYouTubeによる発信をしています」。菜乃香さんは、つくり手や売り手側と買い手をつなぐ身近な存在になることで、ものづくりの魅力や商品の良さに関心を持ってもらえるきっかけをつくっています。同じ商品があったならば、「この人から買いたい」「この人がいうのならば買ってみようかな」といったように、これからのものづくりにおいては、人の魅力によって商品を買うようになるというのがヒントになるのではないかと菜乃香さんは考えています。個人で発信することが簡単にできる時代だからこそ、YouTubeやSNSなどを活用して、ブランドを立ち上げた自身の経験やものづくりに対する思いを日々発信し続け、商品の良さだけではない、ブランドづくりやつくり手の思いを伝えています。

これからブランドを立ち上げたい方に、必見です!着用されている赤のスーツは『UNITED TOKYO』、素敵ですね!

https://www.youtube.com/channel/UC6tb54WPZeyNvkpeSQUB9EA/featured

カラフル、色からもらえるエネルギー。同じバッグを持っている人と『Hi touch!』で、人と人のコミュニケーションをはかりたい!

そんな思いの詰まった夏の気分を上げる、毎日でも持ち歩きたくなる『Lagimusim』のバッグは、あなたにたくさんのHAPPYを届けてくれるはず。

https://lagimusim.com/

Interviewer&Writer Akki/Photographer Yurie/Movie Daiki 

ーaboveu BUYー

paanibag regular(ピンク×イエロー/ブルー×イエロー/パープル×ブルー)¥2,750(税込)
ringanbag(グレー/ネイビー/レッド/ラベンダー)¥6,380(税込)
ringan フリンジバッグ ¥7,480 (税込)

Orizuruのピアス
¥2,750 (税込)